空の下で観る野球、ハマと神戸

夏休みの終わり、子どもたちと一緒に”ほっともっとフィールド神戸”に野球観戦をした。
対戦カードは、オリックスvsロッテ。
オリックス・バファローズの本拠地は大阪の京セラドームだけど、前身のオリックス・ブルーウェーブの本拠地だった神戸ほっともっとフィールドでも、年に数回、試合が開催される。
特に今年は”がんばろうKOBE 30th”と銘打たれた特別な年。
あの、阪神・淡路大震災から30年か…
当時、自分は故郷の鹿児島にいたけれど、関西人の妻は体験者。あの頃、”がんばろうKOBE”のワッペンを右肩につけたイチローや仰木監督たちが一丸となり、リーグ優勝してくれたことがどれほど勇気づけられたか…と今でも良く口にする。
そんなわけで、平日のナイトゲームだったけれど早々にチケットを取り、仕事を早く切り上げて家族でやって来た!

ほっともっとフィールド(以下ほもフィー)って、横浜スタジアムに比べたらアクセスは正直そこまで良くない笑
(てかあんな駅前の繁華街にあるハマスタ奇跡の立地と比べたらアカンな~)
でも三ノ宮から乗り換えて家族でしりとりしていたらあっという間に着いた!!

ほもフィーに初めて来たとき驚いたのは、何たってブルペンが内野席から間近で見れること!!
ブルペンがフィールド内にあって、投球準備するピッチャーたちを目にすることができる球場はいくつかあるが、ここまで至近距離なのはここだけじゃないだろうか。
ピッチャーの息づかいまで聞こえるようなド迫力!
野球を始めた息子は、
「おぉ!今のスライダーえっぐ!!」と食い入るように観ている。

夕焼けでグラウンドが赤く染まる中でプレイボール。

ちなみに10歳になる娘、これまでは球場に連れていっても、試合よりポテトとアイスばっかりで、
「えー、まだ5回?もう帰りたいよ~」みたいな反応が基本だったのに…

なぜか今回は2塁方向を食い入るように見ている。

「パパ、あの人だれ?めっちゃかっこいいねんけど…!!」

視線の先は…太田椋選手。
た、確かに…小学生女子が初めて好きになりそうな甘い顔してるけど…

「どれどれー?わっ、ホンマや!!めっちゃ可愛いやーん」
と妻も参戦。

え、おいおい…た、確かに母性本能くすぐる息子みたいなあざと可愛さ全開やけど…(実際、旧バファローズ選手・太田暁の正真正銘の息子やしな!)

ゲームのほうは初回からロッテに大量点が入り冷え冷えムードなんだが…我が家の女子は大盛り上がり!

娘の目はハートになってて、
「あっ、打席来た!!えっ!今、目合った気がする!」って。
いや、いくら客席と近い球場やからって、絶対合ってへん。

諸々が青波仕様の特別試合のため、懐かしのイチローを始めブルーウェーブ時代の選手の応援歌も楽しめた!
京セラドームでは禁止のジャンプ応援も体験できた!
5回裏には花火も上がり、喜ぶ家族の笑顔を見ながら、
角度を見越してベスポジ席取った俺えらい…!と小さくガッツポーズ。
「風が気持ちええなー!」と笑う息子を見て、ふいに、横浜スタジアムでの思い出がよみがえる。

大学時代、横浜に住んでいた頃は、よく友人たちとナイター観戦に行っていた。
浜風が気持ちよくて、手に汗握ってちょっとぬるくなったビールも美味しく感じられた。
外野席で見ず知らずのおっちゃんとハイタッチしたり、
「よっしゃー!」って叫んだ瞬間にシウマイ弁当のフタ飛ばしたり(笑)、
ひとつひとつが、思い出の断片になっている。

やっぱり自分は屋外球場が好きだ。
近年は、夏は殺人級の暑さだし、悪天候による中止に伴うスケジューリングも深刻だし、ドーム球場に移転できるならしたほうがいいのかもしれない。
好きだ~、なんて悠長に言ってる場合じゃないのかもしれない。
でも、この空、自然な風、四季折々の空気感は掛け替えのない field of dreams!
何とか時間や日程を工夫して、存続してほしいと心から願っている。

ちょっとセンチな気分になっている横で、
推しグッズ買おー!と盛り上がる女子たち。
複雑な気持ちになりながらも、
いやまて、全く知らんアイドルやアニメキャラよりええやんか!
家族で一緒に野球観戦できるしな!
あれ?もしかして最高やん!

これから京セラドームに通う日々が増えそうだけど…
来年もまた、ほもフィーで野球観戦、できたらいいな!

娘の恋の始まり?に震えた父の記録はこのへんで~

神戸の魅力

心機一転!
神戸の魅力について考えてみました。
ネガティブの渦から無事脱出し、その後神戸を調べれば調べるほど「住みやすいかも!」といったワクワク感が出てきた。

自分は神戸への転勤をマイナスに捉えるのはいいとして、子供にとってマイナスなイメージになって欲しくない。そう思い、子供と一緒に楽しめる施設を検索してみると、神戸にもありました!アンパンマンミュージアム!上の子が2歳の時にアンパンマンにドはまり。みなとみらいのアンパンマンこどもミュージアムは何度もお世話になった。そろそろ下の子がアンパンマンに興味を持ち始めているので、下の子もミュージアムに連れて行くつもりだ。

あとは、少し足を伸ばせば自然に触れられるのも神戸の魅力だろうか。六甲山には六甲山牧場があり、牛乳絞りやバターづくりが体験できるらしい。大人500円、子供200円と手軽に自然体験ができるスポットが身近にあるのはありがたい。しかし、動き盛りの子供にとってはアウトドアのほうが楽しめるかもしれないな・・なんて思った矢先、六甲山フィールドアスレチックを見つけた(笑)

また、六甲山はハイキングや登山を楽しむ人が多いらしく、自分も運動不足解消のために休日トライしてみようと思う。学生時代は海で過ごしたが、これからは山とも仲良くしよう。

引っ越す先はスーパーなど生活に必要な施設は揃っており、学校、治安もよさそうだ。神戸と大阪どちらもアクセスしやすく、足を延ばして奈良や京都へ行くのもいいだろう。妻の実家も同じ関西圏になり、今まで以上に行き来しやすいのもメリットだ。(新幹線で鹿児島へ行けるようになったのもメリットといえるかも・・?)

当初抱えていた引っ越しの不安も消え、期待と共に準備を進めていけそうである。

住み慣れた街、横浜

前回の記事も結局ネガティブ言説が先行しましたが、2つのきっかけがあるまでネガティブの渦に飲み込まれていました。

神戸でもなるべく横浜と同じように生活できるようにと横浜と神戸を比較するも、どちらも商業施設が密集している印象があり、より広い年齢層に支持されているのは横浜かな、という漠然とした感覚を抱いていた。特に子連れの家族にとって横浜は最適ではないか、と。

妻と交際していた時期は、みなとみらいの赤レンガによく訪れていた。デートスポットとしての側面が強調される一方で、実は子連れにとっても楽しめるような空間だったことに気付いたのは、子供を連れて家族で訪れるようになってからだ。よこはまコスモワールドは、観覧車やメリーゴーランドといった子供でも安全に楽しめる乗り物が多くあり、手軽なレジャーとしてしばしば訪れたスポットである。

結婚式を挙げたインターコンチネンタルホテルを眺めながら運河パーク、馬車道、日本丸をよく散歩したな。

上司から「三菱みなとみらい技術館は子供が高学年の時に夏休みの宿題で世話になった。高学年の息子はあっちこっち見てたけど、低学年の娘はあんまり楽しくなさそうだった」と聞いた時、うちの子供がもう少し大きくなったら一緒に行ってみたいと思ったし。

あと最近印象に残っているのはOrbi横浜!体験型ミュージアムをコンセプトにした施設で、巨大マッピングに映される自然の映像に子供はもちろん、大人も結構楽しめた。

とまぁ、地元自慢はここらへんにして(笑)
それだけ横浜は居心地の良い街で離れたくない。そんな思いもあって神戸に対してネガティブになってしまった。

しかし先日、たまたま目にした「言葉は物事を認識するフィルター」という文章から、『関西弁を取得することで自分の世界観がどう変化するのか』に興味が湧いたのと、妻から「関西弁を取得したら『カゴンマ弁』『標準語』『関西弁』のバイリンガルになるよ!」とアドバイスされ(なんというアドバイス・・でもこの一言で結構気持ちが楽になったのも事実)前向きな気持ちで転勤に挑もうと心機一転。